荘内神社 宝物殿
荘内神社は明治10年、旧藩主を慕う庄内一円の人々によって鶴ヶ岡城本丸跡に建てられました。その宝物殿では、藩主ゆかりの武具や美術工芸品などの貴重な品々や、奉納された雛人形や五月人形など、季節にあわせて企画展示も行っています。
荘内神社は明治10年、旧藩主を慕う庄内一円の人々によって鶴ヶ岡城本丸跡に建てられました。その宝物殿では、藩主ゆかりの武具や美術工芸品などの貴重な品々や、奉納された雛人形や五月人形など、季節にあわせて企画展示も行っています。
風間家は、鶴岡城下で庄内藩の御用商人として発展し、後に鶴岡一の豪商となり産業の振興に力を注ぎました。明治29年丙申の年、武家屋敷跡に風間家七代当主・幸右衛門によって住居と営業の拠点として建てられた丙申堂は、薬医門(約200年前の武家門)のある商家として当時の繁栄ぶりをよく残しています。約4万個の石が置かれた石置屋根が特徴で主屋を中心に4つの蔵や広大な板の間と大黒柱など、豪商の往時の面影を今に伝える貴重な歴史遺産として国指定重要文化財にも指定され、注目を集めています。
●旧風間家住宅 丙申堂までのバス案内について
【庄内交通ホームページでご確認ください。】
庄内交通ホームページ
05年10月に全国公開された藤沢周平原作の映画「蟬しぐれ」では、文四郎とおふくの再会シーンが小座敷で撮影され、映画のロケ地としても大勢の方が訪れています。
丙申堂について・・・
風間家の祖先は、越後の国 沢海藩(そうみはん)(現在の新潟県中蒲原郡横越村)の武士でした。村上で商人となり さらに酒田に移り、鶴岡には18世紀後半に移住したと伝えられています。創業を安永8年(1779年)としています。
その後、鶴岡城下の五日町(現在の本町一丁目)で庄内藩の御用商人として呉服・太物屋を営み、幕末には鶴岡第一の豪商となりました。
明治時代には貸金業に転じ、庄内地方では酒田の本間家に次ぐ大地主に成長。その一方で児童福祉などの慈善事業や幼稚園経営を支援。昭和20年代には 丙申堂で女子教育を行っていました。現在は育英事業等に力を尽くしています。
明治29年(1896年)に、風間家7代当主 幸右衛門が、住まいと営業の拠点(店舗)として建てられたもので、広大な板の間や蔵など商家の特徴をよく残しています。この年の干支が丙申の年であったことにちなみ「丙申堂」(へいしんどう)と名づけられました。
主屋を中心に、南側は道路に面し、薬医門と前蔵、西側に中蔵と奥蔵、北側に内蔵(金庫蔵)があり、座敷や茶の間など部屋数19室、計180畳の和室、広大な板の間、大黒柱が当時のままに残っています。この建物は、明治27年の酒田地震を教訓にして建てたと伝えられ、広い板の間にかかる梁をトラス(三角形)状にするなど工夫のあとがみられます。
平成8年12月に主屋、同11年6月に表門(薬医門)・各蔵・板塀などが国指定登録有形文化財の指定を受けました。また、同12年12月に主屋・各蔵・便所・浴室が国指定重要文化財となりました。
釈迦堂について・・・
丙申堂より約50m北側に位置する無量光苑釈迦堂は、良質の杉材を使った数寄屋風建築で、明治43年(1910)、丙申堂の別邸として建てられた建物。主に来客の接待などに使われていた豪商のもてなしの館です。
構造や意匠に優れ、別邸建築を考える上で貴重な資料であるとして、2002年2月、国の登録有形文化財に指定されました。
風間家は代々、浄土真宗への信仰が厚く、創建時から「無量光」の額がかけてあったことから、八代目当主・幸右衛門が建物と庭園を合わせて「無量光苑」と命名。さらに、現当主が、床の間に御石仏釈迦像(大正12年、東京帝国大学印度哲学科・常盤大定師より寄贈)を安置して「無量光苑 釈迦堂」と命名しました。
広さ約2700平方メートルの庭園は、樹齢200年を越えるソメイヨシノ、山桜、枝垂れ桜、ツツジ、モミジ林、ツバキ、ハギなど数多くの花木があり、季節ごとに彩りを添えます。特に築山に沿って、白ツツジがいっせいに咲く時期(5月中旬)が最も華やかで美しいといいます。丙申堂との趣の違いをお楽しみください。
赤い塔屋がひときわ目を引く白亜の殿堂で、明治36年に建てられたものでロマネスク様式教会建築の傑作として国の重要文化財に指定。ステンドグラスとは異なる独自の技法でつくられた「窓絵」や世界的にも珍しい「黒い聖母マリア像」は、国内ではこの教会でしかみられない。
フランス人ダリベル神父の全財産と寄付により明治36年(1903)、庄内藩家老屋敷跡に建設。バジリカ型三廊式とよばれる造りで、設計は佐渡の両津教会や京都の旧聖ザビエル教会(現在は明治村に移築)など日本の教会堂を数多く手がけたパピノ神父によるもの。赤い塔屋の高さは23.7メートル。
千四百年にわたる出羽三山の歴史と文化遺産の数々を展示し、目で見て楽しみながら出羽三山の世界を学ぶことができる施設です。
悠久の時空を超えて息づく山岳信仰。出羽三山文化と修験の世界を学び、体験し、未来へ伝える拠点。
「いでは」の名称は「出羽」、ドイツ語のidea(イディア=理想理念)に通じています。
■講演会・セミナー
出羽三山の歴史や文化、山岳信仰や修験道等に関する講話やセミナーを開催。出羽三山の世界を学び、その魅力を再認識できる。
■法螺貝試吹体験
出羽三山の山伏が吹く法螺貝の音色には、衆生の迷夢を覚し、諸悪を祓う力があるといわれている。この法螺貝を実際に試吹できる貴重な体験を。
■山伏修行体験塾 >> 山伏修行体験塾の詳細
山伏の修行は「死」と「再生」であり、十界の行という厳しいものである。白装束を身にまとい、修験道の真髄を知る。
■日本遺産認定 出羽三山「生まれかわりの旅」紹介ブース
平成28年に日本遺産に認定された「出羽三山生まれかわりの旅」を紹介する展示ブース。
映像シアターや写真パネル、いでは文化記念館の所蔵資料等を展示しています。
■企画展示開催とギャラリーの一般開放
より広く、より深く、出羽三山に関する知識を理解していただくために、特別展を開催し、さまざまな写真や貴重な資料等の企画展示を行います。また、ギャラリーとしての一般開放も行っておりますので、お気軽にご利用下さい。
■レクチャーホールなどの充実した設備
椅子席200名、テーブル席100~120名収容のレクチャーホールは、ステージ・音響・空調・AV機器完備で講演会やシンポジウムにご利用いただけます。さらにレクチャールームや和室(茶室)など、設備も充実しています。玄関スロープ、車イス用トイレあり。
■いでは観光ガイド
地元のガイドが皆様に羽黒山をご案内いたします。
「羽黒山ガイド」「月山八合目弥陀ヶ原ガイド」「月山ガイド協会」
羽黒町観光協会(0235-62-4727)までお問い合わせください。
■羽黒山山頂の天気や駐車場の混雑状況はこちらから→羽黒山山頂駐車場ライブカメラ
■一時預かり(コインロッカー)
【利用料金】
中300円、大500円
※両替ご利用の方は受付までお越しください
【利用時間】
4月~11月/9:00~16:00
12月~3月/9:30~15:30
※毎週火曜日休館日(7月~8月除く)取り出しできませんので取り忘れにご注意ください!
◆一日の使用料金は当日のみで、指定の時間内になります。指定の時間を過ぎますと別に保管いたします(追加料金)
◆コインロッカーの使用にあたっては、なま物・動物・危険物・悪臭を放つものは絶対に入れないでください。
◆ご利用の際は、コインロッカーに表示してあります「使用約款」をお読みください。
◆鍵を紛失した場合は、鍵の交換費として5,000円(実費)をご負担いただきます。
*企画展情報*
『めぐる季、流れる時 ~楽書~ 岡部陽子展』
会期:2024年11月23日(土)~2025年4月7日(月)
休館日:毎週火曜、12/29~1/3
開館時間:(11月・4月)9:00~16:30、(12月~3月)9:30~16:00
入館料:大人400円、高校・大学生300円、小学生・中学生200円
【期間中企画】
●ワークショップ『企画展記念 ミニ楽書教室』
企画展で展示の「楽書」を筆ペンで体験しよう!
日時:2025年3月26日(水)・4月4日(金) 14:00~15:00
会場:いでは文化記念館 レクチャールーム
講師:岡部 陽子 氏(書家・楽書家主宰)
料金:1000円
(※企画展鑑賞の場合は別途入館料が必要です。)
定員:10名・要予約
スパールは、屋内プールや、水着のまま温泉気分が味わえるリラクゼーションプール、流水プールやウォータースライダーなどの他、トレーニングルーム等の施設が整った総合スポーツ施設です。名前のスパールは、温泉(Spa)とプール(Pool)を合わせたものです。
国の名勝に指定されており、別名「花の寺」とも呼ばれている。九輪草やツツジ、カエデなど多彩な草花が咲き誇ることで有名。
鶴岡産直組合・農産物直売所
鶴岡の豊かな大地で育てられた朝採りの新鮮な野菜や果物、お米などの農産物をはじめ、農家手作りのお漬物やお総菜、加工、園芸用品や民芸品まで直売する人気のスポットです。作った人の顔が見える「安心、安全」な旬の味覚が揃っています。
鶴岡市藤島にある農家が経営する、農産物や加工品を販売されている産直。常に「有機栽培米」や「特別栽培米」が店頭に並び、お米マイスターにお米の相談ができます。お好みのお米がきっと見つかりますよ。また、近隣農家さんの旬の農産物も豊富にそろっています。
雪深い深山のもとで育った山菜・きのこ・野菜、いにしえの味のとち餅・とちあられ・とちだんご、米粉を使ったお菓子類、手づくりのお漬物・お惣菜・塩蔵加工品、多彩な民工芸品やお土産用品などさまざまな商品を販売しております。
《お食事処グー》
朝日地域産玄そばを100%使用した、ひきたての自慢のそばをご賞味ください。
地元の山菜や野菜をふんだんに使った天ざる、野菜ラーメンがおすすめです。
山ぶどうソフトクリーム、山ぶどうジュースもご賞味ください。
地元のお米と野菜をつかった定食もボリューム満点で好評です。
戊辰の役の西軍が庄内に進入してきた街道沿いにあります。直売所には、山菜やきのこ類、温海かぶ、笹巻、とちもちなどの季節のものが並んでいます。
【お知らせ】
☆かたくり園(約1ha)
期間/4月下旬~5月上旬
費用/大人100円の維持協力金をお願いします。キラリにお支払いください。
その他/キラリより徒歩5分
☆水芭蕉園(約20a)
期間/4月下旬~5月上旬
費用/大人100円の維持協力金をお願いします。キラリにお支払いください。
その他/キラリより車で約10分
平成28年4月25日、日本遺産に「自然と信仰が息づく『生まれかわりの旅』~樹齢300年を超える杉並木につつまれた2,446段の石段から始まる出羽三山~」が認定されました。日本遺産は、文化庁が認定する地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーで、鶴岡、西川、庄内の3市町にまたがる広大なエリアを対象としています。
【認定の概要】
●タイトル
「自然と信仰が息づく『生まれかわりの旅』~樹齢300年を超える杉並木につつまれた2,446段の石段から始まる出羽三山~」
●ストーリー
江戸時代に庶民の間で広まった出羽三山を巡る「生まれかわりの旅」は、地域の人に支えられ、日本古来の山の自然と信仰の結び付きを今日に伝えています。「出羽三山を巡ることは、訪れる者に自然の霊気と自然への畏怖を感じさせ、心身を潤し明日への新たな活力を与える。」というストーリーの中で、地域的魅力と特色を紹介。このストーリーを構成する文化財には国宝「羽黒山五重塔」をはじめ、六十里越街道、松例祭、出羽三山の精進料理など計30件が含まれています。
●構成する主な文化財
・国宝 羽黒山五重塔
・六十里越街道
・松例祭
・出羽三山神社 三神合祭殿
・羽黒山 杉並木
日本遺産とは「文化庁が認定する、地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリー」のことで、平成28年度から日本各地で認定を受けています。
鶴岡市では、文化庁が認定する日本遺産に3つが認定されており、認定内容については下記のとおりです。
≪平成28年度認定≫
自然と信仰が息づく『生まれかわりの旅』~樹齢300年を超える杉並木につつまれた2,446段の石段から始まる出羽三山~
日本遺産 出羽三山 特集ページ
≪平成29年度認定≫
サムライゆかりのシルク 日本近代化の原風景に出会うまち鶴岡へ
日本遺産 サムライゆかりのシルク 特集ページ
≪令和元年度認定≫
荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間 ~北前船寄港地・船主(せんしゅ)集落~
日本遺産 「北前船ゆかりの地 鶴岡」特集ページ
あわせてこちらのガイドブックもご覧ください。
【3つの日本遺産ガイドブック】(PDF)
【関係ホームページ】
文化庁(文化庁公式ホームページ)