鶴岡歴史めぐり「日本遺産サムライゆかりのシルクコース」

鶴岡市を中心とする庄内地域は、庄内藩士3000名によって開拓された松ヶ岡開墾場に日本最大の蚕室群が建設され、国内最北端の絹産業の地として発展してきました。鶴岡近代化の礎を築いた場所「松ヶ岡開墾場」は、国の史跡に指定され、明治に建設された10棟の蚕室のうち5棟が現存し、今も開墾当時の雰囲気をとどめています。

「酒井家庄内入部400年観光ガイドブック『今も殿がくらすまち』」では、鶴岡の歴史や町の魅力を紹介しています。このガイドブックを片手に、松ヶ岡開墾場やその周辺を訪れてみましょう。

松ヶ岡開墾場

庄内藩士たちが拓いた緑豊かな大地として国指定史跡として指定を受けている松ヶ岡開墾場。瓦葺上州島村式三階建の蚕室が5棟残っていて、一棟が修復されて松ヶ岡開墾記念館となっています。記念館周辺には、食事処や庄内の米作り用具収蔵庫などもあります。

住所	鶴岡市羽黒町松ヶ岡
松ヶ岡開墾場	https://www.tsuruokakanko.com/spot/275

松ヶ岡本陣

茅葺き、檜造り平屋建てで、松ヶ岡開墾事業の本部となった建物。3代忠勝が建てた「高畑御殿」を移築したもの。

1番蚕室【松ヶ岡開墾記念館】

開墾、養蚕などの史料を展示。2階には開墾士末裔であった田中兄弟が収集した全国郷土玩具コレクション約2万5000点を展示。

住所	鶴岡市羽黒町松ヶ岡29
1番蚕室【松ヶ岡開墾記念館】	https://www.tsuruokakanko.com/spot/279

4番蚕室【シルクミライ館】＝絹織物体験施設

鶴岡・庄内のシルクを、見て、聞いて、触って、感じながら学べる体験型施設。

住所	鶴岡市羽黒町松ヶ岡字松ヶ岡25

5番蚕室【蚕室構造見学】＝蚕室構造見学施設

蚕室のための特徴的な建築構造をパネルで解説しています。

新徴屋敷

庄内藩江戸取締の際その配下となった浪士組「新徴組」のために藩が建てた100棟の住宅の一部を移築。

ピノ・コッリーナ松ヶ岡

松ヶ岡産「日本ワイン」を醸造するワイナリー。レストラン、ショップを併設しています。

住所	鶴岡市羽黒町松ケ岡字松ケ岡156-2
ピノ・コッリーナ松ヶ岡	https://pinocollina.com/