鶴岡歴史めぐり「城下町3時間 徒歩コース」
鶴岡市街地
山形県鶴岡市には、今も城下町の風情が息づいています。江戸時代、庄内藩の藩庁が置かれたこの地は、1622年に酒井忠勝が入部して以来、明治維新まで12代にわたり酒井氏が治めました。現在も酒井家の当主が鶴岡に暮らし、市街地には藩校建造物(東北地方で唯一現存)や明治時代の洋館など、歴史的な文化財が点在しています。
「酒井家庄内入部400年観光ガイドブック『今も殿がくらすまち』」では、鶴岡の歴史や町の魅力を紹介しています。このガイドブックを片手に、かつての鶴ヶ岡城の面影が残る鶴岡公園周辺を巡ってみましょう。
酒井家庄内入部400年観光ガイドブック『今も殿がくらすまち』(外部リンク) | https://www.city.tsuruoka.lg.jp/static/sakai400th/catalog/index.html?page=1 |
庄内藩校 致道館

文化2年(1805)酒井家九代目・忠徳公が創設した藩校。庄内藩の士風の刷新と、優れた人材の育成を目的につくられました。藩校建築は、現存するものとしては東北地方唯一のもので、歴史的、文化的にも価値が高いものとして知られています。
住所 | 鶴岡市馬場町11-45 |
庄内藩校 致道館 | https://www.tsuruokakanko.com/spot/306 |
徒歩約5分
荘内神社

明治10年(1877年)、旧藩主を慕う庄内一円の人々によって鶴ヶ岡城旧本丸跡に創建されました。創建から120年以上を経た今も「神社はん」の愛称で、市民や近在の人々の心のよりどころとして親しまれている神社です。境内にある「宝物殿」では藩主ゆかりの武具、美術工芸品などを展示しています。
住所 | 鶴岡市馬場町4-1(鶴岡公園内) |
荘内神社 | https://www.tsuruokakanko.com/spot/794 |
徒歩すぐ
鶴岡市立藤沢周平記念館

鶴岡市出身の時代小説家、藤沢周平の作品を深く味わう拠点。館内には数多くの作品を執筆した自宅書斎を移築・再現。自筆原稿や創作資料などを展示し、藤沢周平の作品世界と生涯を紹介しています。
住所 | 鶴岡市馬場町4-6(鶴岡公園内) |
鶴岡市立藤沢周平記念館 | https://www.tsuruokakanko.com/spot/488 |
徒歩約7分
致道博物館

鶴岡公園の西隣に位置し、鶴岡の歴史や文化を知る上で欠かせない施設。元々は庄内藩主酒井家の御用屋敷だったものを博物館として公開したものです。国指定重要文化財の旧西田川郡役所や、多層民家、旧鶴岡警察署庁舎など、貴重な歴史的建築物が移築されています。さらに、珍しい書院造の庭園である酒井氏庭園、庄内地方の生活文化を物語る民俗文化財収蔵庫では重要有形民俗文化財を収蔵展示しています。
住所 | 鶴岡市家中新町10-18 |
致道博物館 | https://www.tsuruokakanko.com/spot/92 |
徒歩約8分
酒井家墓所
酒井家の菩提寺大督寺に隣接する広大な墓所。初代忠次から始まる酒井家歴代当主と夫人たちの墓が45基あります。(*2025年時点、一般公開されておりません)
住所 | 鶴岡市家中新町19-12 |
酒井家墓所(外部リンク) | https://shonaisakai.or.jp/cemetery/ |
徒歩約8分
菅家庭園


西郷隆盛とも親交のあった菅実秀が明治4年に酒井家より拝領した庭園。春には樹齢350年の老松、しだれ桜が楽しめます。(*要予約)
住所 | 鶴岡市家中新町2-21 |
菅家庭園(外部リンク) | https://yamagatakanko.com/attractions/detail_1975.htm |
鶴岡の城下町を歩いて巡るコースはいかがでしたか?鶴岡の歴史を感じながら、風情ある町並みを楽しんでいただけたでしょうか。このほかにも魅力的なモデルコースがたくさんありますので、ぜひまた訪れて、鶴岡のまち歩きを満喫してくださいね。