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米農家さん直伝!極上おいしいごはんの炊き方

選択なし

山形県鶴岡市は、庄内平野が広がる米どころとして知られています。私たちの食事においしいお米は欠かせません。今回は、おいしいごはんの炊き方を探るため、お米のスペシャリストである井上農場さんに、おいしいごはんを炊く秘訣を伺いました。

井上農場さんは「食べた人が幸せを感じる農作物」を目指し、山形県庄内地方の豊かな自然の中で、つや姫をはじめとするお米やトマト、小松菜といった野菜を特別栽培しています。
化学合成農薬の使用を極力抑え、良質な有機質肥料を使用し、手間と愛情をたっぷりかけておいしさを追求しています。特にお米は全国のコンクールで数々の賞を受賞しており、野菜も含めて全国の有名レストランや百貨店へ出荷されているため、お米について伺うなら間違いない農家さんです。

ずばり、おいしいごはんを炊くには?お米を研ぐところからポイントは?

うちのお米は高い精米技術で精米しているため、水でとぐ場合もサッと数回研いだら、すぐに普通炊飯モードで炊いていただいて大丈夫です。ポイントは次の通りです。

(1)最初の水はすぐに捨てること
(2)ゴシゴシしないこと
(3)ササッと3回くらいといだら終了

ただし、精米から時間のたっているお米や、精米技術によって、とぎ方は変わりますので、精米方法でさっととぐか、しっかりとぐか、やってみてください。

炊くときはお米の育った土地の水&冷たいお水

おいしいごはんを炊くなら、そのお米が育った土地の水を使うことがいちばんです。うちのお米なら、月山水系の水。旅先でお米を買う際は、ぜひ、あわせて現地のお水もペットボトルで買ってみるといいかもしれません。

また、炊くときは冷たい水を使うことが良いといわれていますね。
ちなみにお米をいちばんおいしく食べられる時期はいつだと思いますか。新米の季節を思い浮かべる方が多いと思いますが、実は2月といわれています。キンキンに冷えた水で炊くからではないでしょうか。

便利なタイマーセットでお米を炊く場合もあるかと思いますが、夏の季節は気温が高く水温も高くなるため、おいしいごはんを炊くならタイマーはあまりおすすめしません。

炊きあがったらすぐにまぜる

そして重要なのが、炊きあがったらすぐに混ぜること。炊きあがりの際に別の家事をしていたりすると、後回しにしてしまいがちですが、これだけで全然違うので、ぜひ「すぐ」混ぜてください!
うちのお米でもすぐに混ぜないとおいしさが半減してしまいます…

買うなら1ヶ月で食べきれる量がベスト

精米から月日が経つとどうしても酸化してしまうので、買うならまとめ買いはせず、1ヶ月くらいで食べきれる量を毎月買うのが一番いいです。
保存時はジッパータイプの密封袋などを活用して冷蔵庫保管をおすすめしています。紙の袋のまま冷蔵庫で保存すると乾燥してひび割れに繋がってしまいますので、ご注意ください。

井上農場さん、ありがとうございました!
お話を伺う前は、いろいろこだわらないと美味しく炊けないのだろうと思っていましたが、現代のお米は高い栽培技術や精米技術のおかげで、シンプルに炊くだけで美味しいごはんを楽しむことができるのですね。
井上農場さんでは、TikTokで炊き方に関する動画や普段の農場の様子も発信されているので、ぜひ参考にしてみてください。

もちろん鶴岡の飲食店や宿泊施設では、鶴岡のおいしいお米をご賞味いただけます。ぜひ鶴岡にもおいしいごはんを食べにお越しください。現地での購入も間違いなし◎

井上農場 https://inoue.farm/
【特集】お米が美味しい!鶴岡のごはん、頂きます。