“レトロ”と”温泉”が待っている!疲れたあなたを癒やす山形県湯田川一人旅とは
鶴岡市街地
手ぬぐいスタンプ設置箇所
最近疲れていませんか?仕事に自粛に人間関係…体も心も疲れたあなた。温泉で、自然で、神社仏閣で心身を癒す。周りに合わせなくていい自分だけのひととき。時間を忘れるレトロな穴場の温泉『湯田川温泉』から、山、海、まちに近い、気分次第でどこにでも行ける自由度の高いひとり旅をご提案します。(なお情報は記事掲載時点のものです。詳細は公式サイトなどでも事前確認することをおすすめします)
【1日目昼】鶴岡駅に到着
たとえばのんびり電車旅。東京から新幹線→新潟で特急に乗り換え→鶴岡駅まで約5時間。鶴岡駅でレンタカーを借りたら自由気ままな一人旅が始まります。気分に応じた2つのプランを用意しました。さあ、どちらに行こう?
●鶴岡駅/鶴岡市末広町1
【1日目プラン①】古民家レストラン→水族館→海岸
【ランチ①】やさいの荘の家庭料理 菜あ
農家レストラン『やさいの荘の家庭料理 菜あ』でランチ。趣のある古民家でとれたての地元の食材を味わうことができます。庄内平野が広がり、鳥海山、月山、高舘山など山々が楽しめるロケーションも鶴岡ならではの眺望です。
●やさいの荘の家庭料理 菜あ/山形県鶴岡市福田甲41
実は『菜ぁ』の庭にある『東屋カフェ ふぅ』もおすすめ。身体に優しいご飯とおやつ、おなかの空き具合でレストランかカフェか選べるのがいいですね。
●東屋カフェ ふぅ/山形県鶴岡市福田甲41 やさいの荘の家庭料理 菜ぁ内
【海へ】クラゲに癒される!鶴岡市立加茂水族館
春は水鏡、夏には青く、秋は黄金の稲穂…季節によってその姿を変える広い庄内平野を見ながら海へ行きましょう。日本海をのぞむ、広大な景色に心癒されるドライブ。到着したのは鶴岡市立加茂水族館(クラゲドリーム館)。薄暗く神秘的な雰囲気の大水槽『クラゲドリームシアター』でクラゲに癒やされましょう。
小腹が空いたら館内の『御休処 波の華』へ。ここはクラゲソフトやクラゲアイスが人気です!不思議な食感と美味しさに満足することでしょう。
●鶴岡市立加茂水族館/山形県鶴岡市今泉大久保
加茂水族館(クラゲドリーム館)
【海岸】由良の砂浜から見る夕日の絶景
海の生き物を見たら本当の広い海も見たくなったあなた。青い海、青い空に映える朱色の橋がある、絶好の映えスポットに行ってみませんか?鶴岡市立加茂水族館を出て海岸沿いを南へ、車で10分。由良海水浴場の砂浜から伸びる177mの橋が白山島の入り口です。
「東北の江ノ島」と呼ばれている白山島の頂上には白山神社があり、そこから見る景色はまさに絶景!海岸側から白山島をバックに夕陽を眺めるもよし、夏季には橋のライトアップも楽しめます。
●白山島/山形県鶴岡市由良2
白山島
【1日目プラン②】名物「麦切り」→お寺拝観→鶴岡公園周辺
【ランチ②】庄内の郷土食「麦切り」の老舗『寝覚屋半兵エ』
もう一つのプランは歴史を感じたい方におすすめ。ランチには庄内で蕎麦と並んで人気の麺『麦切り』を選んでみました。麦切りを食べられる店の中でも、創業120年、県内有数の老舗『寝覚屋半兵エ』はいかがでしょうか?メニューは、そばと麦切りのみ!自信を感じさせるシンプルなメニュー、腹ペコなら思い切ってどちらも注文してみては?きりっと冷えた喉越しのいい麺なので2人前は軽いかもしれません。
寝覚屋という変わった屋号は、初代店主が寝る間も惜しんで麺作りをしたという説や、冷たい麦切りが目の覚めるようなうまさだったという説など、その麦切りの美味しさをうかがわせるような説ばかりなのも納得の味です。
●寝覚屋半兵エ/山形県鶴岡市馬町枇杷川原74
【仏閣】龍神が護る神秘の善寳寺
寝覚屋半兵エから車で3分、すぐ近くに『龍王尊 善寳寺』があります。龍神様をお祀りするこのお寺では海の生き物を供養する塔や、大漁旗の頒布もあり水に関する仕事をする人や漁師さんにも人気のお寺だそうです。
ここは龍神の化身である人面魚が住まうという神秘の貝喰池や、五重塔などの貴重な登録有形文化財となっている建築物が数多くあり、四季を問わず多くの参拝者が訪れるパワースポット。御朱印帳をお持ちならぜひ頂いていきたいところです。
●龍澤山 善寶寺/山形県鶴岡市下川関根100
【まちへ】致道博物館とその周辺
伝統ある光景に心打たれた後は、まちの歴史を感じに行きましょう。鶴岡の中心部、かつて鶴ヶ岡城のあった鶴岡公園周辺にはレトロな建物がいっぱいです。そのなかでも『致道博物館』にはひときわ目を引く青い建物が!旧鶴岡警察署庁舎であるその建物は中に入ることもでき、2階のバルコニーからは鶴岡公園を一望することもできます。
青い建物の次は赤いルネッサンス風のドーム屋根がハイカラな『大寶館 (たいほうかん)』の方へと歩いて行きましょう。建物の他にも鶴岡公園は「日本さくら名所100選」に選ばれ、県内有数の桜の名所として人気があります。
公園内は藤や菖蒲、つつじなど季節によって様々な花も楽しめるほか、堀の内側にある『荘内神社』では花手水が。季節によって彩りや趣向を凝らした荘内神社の花手水はインスタグラムなどSNSでも話題になりました!
●致道博物館/山形県鶴岡市家中新町10-18
致道博物館
●鶴ヶ岡城址公園(鶴岡公園)/山形県鶴岡市馬場町4
鶴岡公園
【1日目夜】湯田川の温泉宿でゆっくり休息
鶴岡観光を楽しんだ後は湯田川温泉にチェックイン。湯田川に8つあるお宿はどれも優しい温度で湧く源泉掛け流しのと温泉料理が自慢。文豪が愛した宿、看板猫のいる宿、レトロな内装が素敵な宿、アットホームな雰囲気が和む宿…個性たっぷりのお宿、あなたならどのお宿を選びますか?
飲み足りない?一人が寂しくなったら湯田川温泉にある老舗の「居酒屋焼とり ひで」へ。ここは焼きトン(豚ホルモン)が名物。庄内では焼きトンの事を焼き鳥と言うんです…不思議ですよね。
●湯田川温泉/山形県鶴岡市湯田川
湯田川温泉
【2日目朝】元気満タンで湯田川を出発!
早起きしたら朝の散歩。正面湯を通り、由豆佐売神社で澄んだ空気に深呼吸。朝風呂に入り、地元の食材が美味しい朝食をおなかいっぱい食べて心身ともに元気いっぱいの二日目、今日はどこへ行こう?
【2日目プラン①】羽黒山・出羽三山神社へ
さあ、心身を鍛えるべく山頂まで1.7km、2446段もの石段を登って出羽三山神社 三神合祭殿に参拝しましょう。体力に自信のない方は10分ほどでたどり着く国宝 羽黒山五重塔まででもOK!参道入口の随神門前には山頂へのバスが停まります。
(※冬季は積雪のため石段詣はできなくなり、五重塔までは長靴の着用が必須となります。随神門近くのいでは文化記念館で無料で長靴の貸し出しを行っていますのでご利用ください)
山頂にある『三神合祭殿』は、月山・羽黒山・湯殿山の三神を祀った大社殿。ここでは一度に出羽三山の神様をお参りできるためご利益も3倍!御朱印帳を持っているならぜひいただきたいところです。
●羽黒山/山形県鶴岡市羽黒町手向羽黒山
羽黒山
【2日目プラン②】スタジオセディック庄内オープンセットで映画の世界を体験
あまり知られてはいないけれど、鶴岡は映画のまち!市内から20分ほどの月山麓には『スタジオセディック庄内オープンセット(旧:庄内映画村)』があります。月山を背景に山間集落、宿場町、戦国大手門、農村、漁村など7つのエリアがあり、映画好きなら「あのシーンの!」とひらめくセットがたくさん見られます。
実はこちら、様々なTVドラマ作品の縁の地として、ファンの間では話題のスポットだそう。また、この古い日本の雰囲気に惹かれたコスプレイヤーの人々も世界観を楽しみに訪れているとのこと。貸し衣裳ブースもありますので、旅の記念に利用してみるのもいいかも。
(※冬季は雪のため休業になりますのでご注意ください)
●スタジオセディック 庄内オープンセット/山形県鶴岡市羽黒町川代東増川山102
【2日目ランチ】地元の人気店orお洒落な新スポット
■地元民に大人気!肉うどん専門『笹川食堂』
2日目のランチ、長く地元民に愛されているお店はいかがでしょう?メニューは肉うどんのみ!お出汁で煮込まれた豚のもも肉と長ネギの乗ったコシのあるうどんは、素朴な味ながらくせになりそうなお味です。冷たい肉うどんは夏限定のメニュー。見つけたら食べないともったいないですよ!
●笹川食堂/山形県鶴岡市羽黒町野荒町街道上7-2
■新スポット!お洒落なワイナリー『ピノ・コッリーナ』
ランチの別プランはお洒落な新スポット!ぶどう畑と松ヶ岡開墾場に囲まれた丘に立つお洒落な建物がお目当の『ピノ・コッリーナ・ファームガーデン&ワイナリー松ヶ岡』です。レストランでは本格的な地場食材のフレンチがランチメニューでいただけます。併設のショップではワインやスイーツなどを買うこともできるのでお土産にいかがでしょう?
●ピノ・コッリーナ ファームガーデン&ワイナリー松ヶ岡/山形県鶴岡市羽黒町松ケ岡字松ケ岡156-2
お土産を買うなら『庄内観光物産館』
いろんなところを巡って、いろんなものを食べて…たくさん楽しんだけど鶴岡の魅力はまだまだ他にも!『庄内観光物産館ふるさと本舗』は庄内をはじめ山形のお土産が所狭しと並んでいてどれを買おうか迷ってしまうほど。
お土産の他にも新鮮な魚介を食べられる飲食店に、平田牧場の金華豚を使ったレストラン『ヒラボク食堂』、庄内で人気のラーメンや軽食の売店まであります。堪能しきれなかった分はここで楽しみましょう。
●庄内観光物産館 ふるさと本舗/山形県鶴岡市布目字中通80-1
庄内観光物産館 ふるさと本舗
【ラスト】山形フルーツ王国の本気『フルーツショップ青森屋』
気ままなこの旅もいよいよ終わり。鶴岡駅にもどりレンタカーを返却したら、電車を待つあいだ駅前の『フルーツショップ青森屋』へ。社長自らが産地に赴いてフルーツを厳選するという、こだわりの果物屋さんが経営するカフェでこれまでの旅をゆっくりとふりかえろう。
カフェにはフルーツジュースやフルーツサラダもあるけれど、ラストはフルーツ王国山形の旬のフルーツタルトで締めくくって欲しい。きっとまたここで食べたくなるだろうから…。
●フルーツショップ青森屋/山形県鶴岡市末広町7-24
湯田川温泉から、気ままな自分旅を!
いかがでしたか?湯田川温泉の近くには、海も山もまちも神社仏閣も!ご紹介した以上にたくさんの見どころがあるので、自由に組み合わせて自分だけの旅を楽しんでくださいね。鶴岡で癒しやパワーに触れた心と体はきっと日常に戻っても軽くなってるはず。
この記事は RETRIP掲載の記事を元に作成しています。https://rtrp.jp/articles/133033/